ジャスミン茶の品質とグレードの違いについて
ジャスミン茶の品質の差とグレードの違いについて
中国茶でもっともポピュラーなお茶といえば、烏龍茶の代名詞になった「安渓鉄観音茶」と黒茶（くろちゃ）の代名詞ともなっている「プーアール茶」そして、花茶の「ジャスミン茶（茉莉花茶）」です。
中国茶は産地や製法、散茶や沱茶（トウチャ）など形状でも呼び方が違うので中国茶やお茶、ハーブティーなど学んでないかたは何がなんだかわからないというご質問も生徒からよく受けます。さらにジャスミン茶は、グレードが特級、一級、二級、三級、四級、五級とあり、そのベースのお茶が緑茶、白茶、黄茶を使っているのかとそれぞれのグレードによって数百種類もあると言われています。
五級以下はほとんど表示されず、また実際には下級の茶葉の場合、ペットボトルや缶飲料の原料として利用されています。紅茶とは等級区分がやや違いますが、一級、特級となると茶葉も新芽が多かったり、ちぎれていない茶葉が多く品質もとても高くなります。ただ紅茶同様、品質とグレードは別の考え方のため詳しく知りたい方は最寄りのティーウェリストの認定校やお稽古教室で是非、学んでくださいね。
ところで中国でもっとも流通しているのは緑茶ですが、その緑茶のグレード×ジャスミンの蕾のグレード×ジャスミンの蕾の香りを吸わせた回数でグレードは決定します。一般的な緑茶にジャスミンの蕾を敷いてそのジャスミンの蕾の香りを吸わせたら捨てて、新しいジャスミンの蕾の花を敷く。これを三回くり返すことを「三いん一提」、四回繰り返すことを「四いん一提」といいます。
このグレードが高いほど蕾で吸わせた回数も多く、ベースの緑茶も品質が高いものを使っています。またこのほか、ジャスミン茶の蕾を吸わせたものではなく、緑茶とジャスミンの花を混ぜただけのものや一番低いグレードになるとジャスミンの香料で香りを付けたものなども流通されています。
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