脳や心臓の疾患になりやすい厳寒期にはルチンが豊富な韃靼そば茶で身体づくりがおすすめ
今月のティーウェリストがご案内するのは、1年でもっとも寒い時期になりやすい脳梗塞や心筋梗塞、あるいは脳溢血などの予防によいお茶をご案内します。
そもそもこれらの病気は加齢にともない血管がもろくなったり、不規則な食事や睡眠不足などで血液の流れが悪くなったり、コレステロールが血管の中に、水道管の内側に泥がたまって詰まるように血液の流れが悪くなりすることが引き金になります。そのことで血管のどこかに負担がかかり、一気に血管が切れたり、ひび割れたりしてしまいます。これは年齢が高いかただけではなく、若い方や元気なアスリートの方でもおこってしまう病気なので決してあなどれません。例えば家のなかでも気温差があると身体が変化についていけずに血管が急に収縮してしまい、急性脳梗塞や心筋梗塞あるいは脳内出血など心臓や血管の病気になることがあります。よくテレビなどで「ヒートショック」といわれているのがこの現象です。
特に40歳を過ぎると血管の柔軟性が失われだし、急な血圧の乱高下に耐えられずに大きな病気につながってしまいます。「ルチン」と呼ばれるポリフェノールには、血液をサラサラにしたり血管を柔軟にしてくれる作用があるとされていて、今月のような寒暖が激しい月には、是非、とっていただきたい成分のひとつです。ルチンは玉ねぎや緑茶、そばにも含まれている「ケルセチン」を含んだ機能性成分です。特に、韃靼蕎麦には多くのルチンが含まれています。
この機能性成分は20年以上も前から、医者も病院も少ないタタール(韃靼)地方にて人々の寿命がとても長いことから研究されたのがきっかけです。お酒をよく飲む方、野菜が嫌いであまり食べない方、脂っこい食事がすきな方、糖分がすきでタンパク質をあまり食べない方などは、どうしても身体が冷えたり、血行が悪くなったりします。
よく私たちのティーウェリストのセミナーで、お酒が好きな方、野菜が嫌いな方、、、とお話すると、途中までは多くの女性が私のことじゃないわという顔をされているのですが、糖分が好きでタンパク質の摂取量が少なく、身体の冷えが気になる方とお話しすると目の色が変わる女性もいらっしゃいます。まさに、冷え性は血行が悪い症状のひとつなのです。
韃靼蕎麦茶は、普通の蕎麦茶の約100倍のルチンが含まれています。またルチンは熱にも強いため、お茶としてはもちろん野菜炒めやごはんに混ぜて食べるのもおすすめです。粒上の急須で淹れるタイプの韃靼蕎麦茶は、ルチンが普通蕎麦茶の約100倍含まれていますがなごみナチュルアの「まるごと韃靼蕎麦茶」のように粉末タイプだとルチンは約300倍含まれています。今年は毎日気温差が激しい日が続いておりますが、ぜひ皆様も韃靼蕎麦茶でご自分のお身体をどうぞご自愛くださいね。
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