ハーブティー・紅茶・緑茶・中国茶・コーヒーの栄養成分、効能、効果
ハーブティー、紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーについて
ハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーは、昔から民間療法の薬として飲まれて世界で親しまれてきました。ティーウェリストは、ハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーの飲み方だけでなく世界のそれぞれの地域の食文化や料理に使う方法などの知識や技術も学んでおります。皆様、お一人おひとりの体質にあったハーブティーや、お茶、コーヒーを見つけ、日々の生活の中に役立てていただくことが当協会のミッションでもあります。
ここではハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーに含まれている栄養成分や機能性成分、そしてそれらによる効能や効果についてもご紹介をしておりますが、ご注意いただきたいのは、ハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーは食品用の栽培したものと洗剤やシャンプー、あるいはアロマオイル、そして薬剤原料（香料など）に使われるものとでは、栽培方法や安全性などに大きく差があるため、当然含まれている栄養成分や効能、効果も違います。例えば有機栽培で大切にそだてた食用トマトと農薬や化学肥料、化学土壌改良剤などを使った栽培のものでは栄養成分や効能効果は違います。またリコピンなどトマトの成分を取り出すためだけに栽培したものや観賞用トマトなどには殺虫剤が使われています。有機栽培ではその流通過程において倉庫に入れるときにくん蒸剤は一切使用しませんが一般的な農薬を使った食品の場合はくん蒸処理が行われます。（くん蒸剤としてはメチルブロマイド、クロルピクリン、二硫化炭素などが用いられ、これらは浸透性、殺菌、殺虫の効果が高く、揮散しやすいのです。）ハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーはお湯に抽出して飲みますが、ほとんどの農薬は水溶性のため、最初の一杯目にハーブティーやお茶、コーヒーと一緒にでてしまいます。香料などの抽出に用いられる原料である石油原材料の溶媒も同様です。
このように栽培方法、収穫された場所、地域、収穫時期、収穫方法、集荷、選別、加工、出荷などさまざまな工程の違いで栄養成分や効能、効果に違いがでます。
加えて自然農産物のため、育った年の天候や収穫する時期によっても栄養成分に差があることをご理解いただきたいと思います。何よりも最も重要なのは野生種でも栽培したものであってもカビや細菌、農薬などに汚染されていない安全かつ衛生的なものでないといけないのはいうまでもありません。
日本は緑茶の歴史が長く、コーヒーはまだ入ってきて１００年程度で戦後、コーヒー豆が入手できなくなりそら豆などを焙煎した代用コーヒーなどを飲んだときもありました。その後しばらくは加工されたインスタントコーヒーが普及し、それから自動販売機によりミルク入りコーヒーを飲むようになり、日本全国でレギュラーコーヒーが普通に飲まれるようになったのはまだほんの３０～４０年前です。ハーブティーにいたっては歴史では人類にもっとも古くから飲まれているものの、日本にはいってきたのは４０年ほど前のため、その品質の良しあしやハーブティーと紅茶の区別がわからない方も多くみられる現状です。
一方でハーブティーはコロナ禍で急に全世界的に注目され始めているため、食品用としてあやういものも散見するようになっています。また緑茶や中国茶や紅茶などが含まれているにもかかわらず「ノンカフェイン」と謳われているものも見受けられます。このような背景から協会では少しでもティーウェリストの知識が皆様の生活にお役立ていただきたいと考え、このページを作成いたしました。
ここでは食品用のハーブティーや紅茶、緑茶、中国茶、コーヒーとして一般的に流通しているものを掲載しております。したがって、ハーブチンキやアロマオイル、石鹸原料などに使用するものは掲載しておりません。
できるだけ自然のハーブティー、お茶、コーヒーを食と組み合わせることで長い歴史の先人たちの知恵を活かしながら健康維持に努めていただきたいと思います。
※更新は随時行ってまいります。皆様、お愉しみに！
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