クエン酸とポリフェノールたっぷりのハイビスカスティー
今年は、春があっという間で5月からもう夏になってしまったような気候が続いています。7月といえば、夏真っ盛りですが
夏の初めは、まだ暑さに身体がなれていないのですぐに夏バテしやすいのです。
今月は、ティーコンシェルジュがお稽古教室でお勧めしているハイビスカスティーをご案内します。
そもそも「ハイビスカス」と聞くとハワイのフラダンスでダンサーが耳の上の髪飾りとして
飾っている大きな花?のイメージが強いのではないでしょうか?
ハイビスカスティーは、有名なハーブティーの一つですが、多くの方は「花びら」の部分がハーブティーになっていると思われていることが多いようです。
もともと原産は「エジプト」で亜熱帯地域の代表的なハーブなのですが、観賞用や園芸用に使われるハイビスカスと、
飲料や食品として使える食用ハイビスカスがあります。当然ながら観賞用は、農薬や殺虫剤などを
使用しているため、飲むことは決しておすすめできません。
食用のハイビスカスティーは、花びらではなく、花を支えている肥大した「萼(がく)」の部分を使います。
この咢(がく)を一枚一枚はがして乾燥させたのが、ティーコンシェルジュの教材で、使っているオーガニックのハイビスカスです。
ハイビスカスは、アロマは弱くフレーバーはとてもフルーティーで、強い酸味があります。
この強い酸味が機能性成分のクエン酸で、なんと梅干しの約600倍もあります!
でもご安心ください。ハーブティーは塩分も「0」でカロリーも「0」の身体にやさしい食品です。
また、このクエン酸は、体に溜まった疲労物質の乳酸の分解に必要とされています。。
濃いルビー色のハイビスカスティーは水色(すいしょく)がクリアで濃いほど、アントシアニンという目にいいといわれる
ポリフェノールの一種がより多く含まれています。
またそのほか、リンゴ酸やビタミンCなども豊富に含まれていて、目の疲れが気になるときや
二日酔い、激しい運動のあと、肩こりが気になるかたにおすすめのハーブティーです。
特に、毎日、パソコンに向かっているかたや子育てなどで、肩こりがひどいときは
有機ハイビスカスティーにはちみつをいれてぜひ、飲んでみてください。
はちみつに含まれているブドウ糖と果糖、オリゴ糖などが有機ハイビスカスティーに含まれている
ポリフェノールやクエン酸との相乗効果ですぐに身体の疲れに作用してくれます。
私たち人間も動物たちと同じで夕方が一番、疲労物質がたまりやすいためできたら、午後3時から6時くらいのティータイムに飲むことをお勧めします。
クエン酸が豊富なため、暑い夏にはハーブティーを優しく煮出して抽出した「コーディアル」を作って
炭酸で割ってもとても美味しいハーブティーになります。(*詳しくはお近くの「認定校」や「お稽古教室」にお問合せください。)
このハイビスカスティーはアスリートの方も昔から飲んでいるハーブティーで有名な話では、マラソンの「アベベ選手」が
飲んでいたそうです。
マラソン選手は、長距離を走るので肝臓のグリコーゲンが枯渇してしまいやすいくミネラルウォーターだけでは不足しがちな機能性成分である
クエン酸やポリフェノール、そしてビタミン類などが身体の疲労をサポートしてくれます。
さっぱり飲みたい方は、ペパーミントとブレンドするとすっきりした味わいになります。
フルーティーな味わいが好きな方はローズヒップとブレンドするのも
おすすめです。またルイボスが好きな方は有機ルイボスとブレンドしても美味しいですよ。
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