ハーブティー「ジャーマンカモミール」の栄養成分・効能・効果
4.ジャーマンカモミール(German Chamomile)
小さなマーガレットのようなお花を咲かせるカモミールの語源はギリシャ語で「大地のりんご」と意味する「chamaemellon」です。カモミールの歴史は深く古代エジプト時代より使われているハーブで「植物のお医者さん」とか「母なる薬草」とも呼ばれるほど薬効が多いハーブティーです。カモミールと名の付くものには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、ジャーマンカモミールのほうが芳香が強く甘みがあることからハーブティーではジャーマンカモミールが活用されるのがほとんどです。ローマンカモミールは中国茶の花茶に使われる菊花茶と同様、強い苦味があるためハーブティーではあまり使われません。ジャーマンカモミールの甘くフルーティーな香りはリラックス効果が高く、そのほか食べ過ぎや食欲不振、イライラの改善、不眠症の改善や月経痛、更年期症状の改善などによいとされてきました。ジャーマンカモミールはハーブティーのなかでも1,2を争うほど薬効があり、またアルブチンという美白成分も含まれるため日焼け対策としてもおすすめのハーブティーです。胃の粘膜を保護する成分が含まれているため合成薬剤が誕生するまではカモミールの成分を抽出して胃薬の原料としても活用されていました。そのためジャーマンカモミールはミルクティーとして飲むのも効果的です。
別名:カミツレ
原産地:ヨーロッパ、地中海沿岸の西アジア、および世界各地で自生
植物分類:キク科
使用部位:花
栄養成分・効能・効果:消炎作用、鎮静作用、利尿作用、不眠症改善作用、不安症改善作用、健胃作用、嘔吐を抑える作用、アレルギー改善、月経痛緩和作用、更年期症状の改善作用、便秘改善、冷え性改善、消化促進作用、胃もたれ・胃痛の改善
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