ハーブティー「ラズベリーリーフ」の栄養成分・効能・効果
32.ラズベリーリーフ(Raspberry Leaves)
ラズベリーリーフは別名ヨーロッパキイチゴ、セイヨウイチゴ、フランボワーズの葉を乾燥させたハーブティーです。ラズベリーリーフの外観は繊維質が多く、ふわふわした葉が特徴です。食用は果実と葉ですが、果実は生食のほか、ヨーグルトや焼き菓子、アイスクリーム、ジャム、ジュース、シロップに使われています。ラズベリーリーフは昔から子宮に効くハーブティーとして知られています。ラズベリーリーフは鉄分やカルシウムなどのミネラルとビタミン、そして「フラガリン」とというポリフェノールの一種でフィトケミカルも含まれています。そのため女性の身体の変化を支え、つわりや吐き気などを軽減する効果があります。さらにアミノ酸も含まれているのでラズベリーリーフを飲むときはビタミンCやビタミンEを含んだハーブティーを一緒に摂取するとより吸収率が高まります。また産前から継続して飲むことで骨盤や子宮の筋肉を強化し陣痛の痛みをやわらげたり、陣痛を促進したりすることから出産が楽になるともいわれています。また子宮の回復も助け、母乳の質をあげる成分も含まれているので産後にもおすすめのハーブティーです。ラズベリーリーフは妊娠中だけでなく生理痛や月経困難症などにも効果があり、タンニンを含むため子宮の収斂作用もあります。
そのため下痢やのどの痛み、歯肉炎にもよいハーブティーです。抗酸化作用の高いフラボノイドなども豊富に含まれていますが、ハーブティーの品質としては有機栽培や農薬を使用したものなどばらつきがあります。有機栽培のものはグリーン系のアロマ(香り)で自然な甘みとすっきりした味わいがありますが、品質がよくないものは渋みが強かったり、えぐみがあるものもあります。
別名:ヨーロッパキイチゴ、セイヨウイチゴ、フランボワーズ
原産地:ヨーロッパ、北米、シベリアなど
植物分類:バラ科
使用部位:葉
栄養成分・効能・効果:収斂作用、子宮筋調整、母乳の質をよくする作用、貧血改善、歯肉炎、たばこ・のどの不快感の改善、肝臓機能の改善
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