ハーブティー「レモングラス」の栄養成分・効能・効果
47.レモングラス(LEMON GRASS)
ハーブティーのなかで、レモンと名のつくハーブティーは4種類あります。「レモングラス」「レモンバーベナ」「レモンバーム」「レモンピール」です。この4種類のなかでもっとも香りと味のバランスがよく使いやすいのがレモングラスです。
「タイ料理やベトナム料理などアジア料理にもよく使われるレモングラスは主要成分のシトラールによって、葉や茎からレモンの香りがするハーブティーです。よく間違われるのはレモンの木の葉ではありません。イネ科なので縦に繊維が入っているため、陰干し乾燥させて1cm程度の大きさにカットされているハーブティーがほとんどです。レモングラスはビタミンCや鉄分なども含まれており、酸味と甘みを兼ね備えた味わいを持つハーブティーです。レモングラスには殺菌作用があることからトムヤムクン、フォー、カレーなどにもよく入っています。昔から肉や魚などの殺菌や胃腸を整えて消化吸収を助け、血流をよくすることで知られています。脂分の多い食事や胃もたれするときに飲むと効果的です。シトラールという香り成分には集中力を高める効果があるため、受験勉強や仕事中、あるいは脳が疲れていると感じた時にリフレッシュする効果もあります。発汗過多のかたにもおすすめのハーブティーです。またフレッシュハーブティーとしても使われていますが、やはりドライのハーブティーのほうがアロマ(精油)の量と含まれる成分が違うため、ハーブティーとして飲むならドライハーブティーがおすすめです。
別名:メリッサグラス、レモンガヤ(和名)
原産地:インド
植物分類:イネ科
使用部位:葉
栄養成分・効能・効果:覚醒作用、殺菌作用、利尿作用、心身の疲労改善、集中力の向上、眠気覚まし
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