ハーブティー「ラベンダー」の栄養成分・効能・効果
34.ラベンダー(Lavender)
ラベンダーのハーブティーは古くから「ハーブの女王」と呼ばれてきました。ラベンダーの栽培品種は数百種を超えますが、ハーブティーとして代表的な品種はイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー・トールラベンダーとも)とフレンチラベンダーがありますが、香りの良さと強さではイングリッシュラベンダーのほうが香りが強く人気があります。
ラベンダーのハーブティーはストレスでイライラしたり、不眠のときや緊張からくる頭痛や気分のむら、めまいがあるときなどに効果抜群でおすすめです。また気持ちが沈んだときにもリラックス効果もあるのでハーブティーの香りだけでも嗅いでいただくと効果的です。
ラベンダーはラテン語の「ラヴァレ」(洗うの意)が語源でこれは古代ローマ人が選択や入浴剤として使用し、純潔、清潔の象徴としてきたことが由来とされています。ラベンダーは日本へは文化年間(1804年~1818年)に記載があり、ヨーロッパから伝来しています。
現在では北海道、長野県などで栽培されていますが、ハーブティー用の食用と観賞用やポプリ用などの種類も栽培されており、食用ではないラベンダーの場合、農薬や殺虫剤、殺鼠剤など散布されていたり、化学物質が使われているので注意が必要です。
ラベンダーのハーブはこのほか、軟膏、クリーム、化粧水、ジェル、洗剤、シャンプー、石鹸などの洗剤類や香水などにも使用されていますが
現在は本物のハーブを使用すると高価なため一般的には香料を使っていることが多いようです。
ラベンダーのハーブティーは花、葉などが使われます。グレードが高いものは花だけで、花に精油が多いためラベンダーの花のハーブティーはとてもリラックス成分が豊富です。また料理ではウサギ肉の煮込みにも使われます。ラベンダーの花はジャムにも使用されエリザベス1世女王が好んだことも有名です。
別名:コモンラベンダー
原産地:地中海からアルプス地方原産や世界中で広く栽培
植物分類:シソ科
使用部位:花
栄養成分・効能・効果:鎮静作用、偏頭痛の改善、不眠の改善、ストレス性の高血圧改善、自律神経失調症の改善、神経痛の改善、月経痛の改善
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