ハーブティー「ジュニパーベリー」の栄養成分・効能・効果
12.ジュニパーベリー(Juniper Berry)
ジュニパーベリーはヒノキ科の針葉樹で別名、セイヨウネズの球果です。ハーブティーとして飲まれているだけでなく、お酒のジンの香りや味わいはジュニパーベリーに由来しており、蒸留酒に使われているのは有名ですが、スパイスとしてコショウの代役や代用コーヒーにもなっているハーブティーです。ハーブティーとして飲むときは熟した実を乾燥させたものをお湯に浸出させます。ジュニパーベリーは毒素排出のハーブティーで、汗や尿、毒素の排出を促進し、膀胱炎や尿道炎に効果があるといわれています。また毒素排出効果によりむくみや水太りの解消など肥満防止にも役立つともいわれています。その他、胃の働きを整えてくれるので食べ過ぎや食欲がないときに飲むのもおすすめのハーブティーです。ジュニパーベリーのアロマ(香り)はスーッとした心地よい清涼感のある香りで、フレーバー(風味)はおとなしいほんのり甘みがあります。ハーブティーとしてブレンドするときにはつぶして使うとブルーベリーのような甘さが増します。清涼感のある特有の香りは肉料理の香辛料にも使われています。乾燥果実を利尿、消化促進、駆風、鼓腸、疝痛、胃腸感染症の治療にも使われており、吸入薬を気管支炎にも使われています。
別名:セイヨウネズ
原産地:ヨーロッパ、北米
植物分類:ヒノキ科
使用部位:実
栄養成分・効能・効果:発汗作用、利尿作用、水分によるむくみ改善、肥満防止、リウマチ改善、食欲増進、消化促進、強壮作用
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