ハーブティー「マローブルー」の栄養成分・効能・効果
32.マローブルー(Mallow(Blue))
マローブルーのハーブティーは水色(すいしょく)が変わることで有名なハーブティーで小学校の理科の教科書にも掲載されているハーブティーです。マローブルーはハーブティーとして淹れると空気中の酸素やレモン汁の酸に反応して色が変わるマロウの品種は、変種を含めると1000種を超えるといわれています。ハーブティーでは主に青から桜色に変化するマローブルー(コモンマロウ)と黒から赤へ変化するマロウブラック(ブラックマロウ)がよく使われています。モナコのグレース・ケリー王妃が愛したハーブティーとして有名でグレース・ケリー王妃が「夜明けのティザーヌ」と呼んだこのマローブルーはまさに夜明けを連想させてくれる深い青色から朝焼けのように水色が移り変わっていく様はみているだけでも豊かで安らぐ気持ちにさせてくれます。マローブルーのハーブティーは、古代ローマ時代から食用や薬用として栽培されています。中世では一般的な野菜のひとつとして利用されていました。日本には1699年以前に渡来している記録があります。当時、葉はお茶の代用として、若葉と芽は生でサラダ、茹でて野菜として調理、種子を食べる地域もあったようです。
紫色の花はハーブティーのほか、飲料の色付けに利用されていました。マローブルーは花や葉に粘液質を含むため、のどの炎症保護作用が高く、風邪をひいて咳がでるときやたばこを吸う方、のどをよく使う歌手や講師などにもおすすめのハーブティーです。16世紀には万病薬としても利用されていました。
原産地:ヨーロッパ
植物分類:アオイ科
使用部位:葉、花
栄養成分・効能・効果:気管支炎の改善、喘息の改善、胃炎の改善、便秘改善、花粉症の改善、腸炎の改善
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