ハーブティー「ジンジャー(生姜)」の栄養成分・効能・効果

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ハーブティー「ジンジャー(生姜)」の栄養成分・効能・効果

14.有機ジンジャー

世界のハーブティーの歴史を見ても西洋でも東洋でも、ジンジャーは二千年以上も愛され、活用されてきたハーブです。また現在も民間療法薬や漢方の原料としても使われています。ジンジャー(生姜)は食用では魚や肉の臭み消しや殺菌や解毒を目的としていろいろな国の食文化のなかでも活用されています。飲用ではジンジャーエールやクラフトビールなどの原料としても有名です。ハーブティーとしても薬効が高いハーブで身体を温める作用がとても高いことで知られています。漢方では生の生姜を使いますが、中国と日本ではジンジャー(生姜)の種類や呼称が違うので注意が必要です。中国ではジンジャー(生姜)といえば生のヒネショウガを指します。日本では昔は八百屋さんにあったヒネショウガのことをいっていましたが、日本薬局方に登録されたのは乾燥されたジンジャー(生姜)のみで生のものは扱っていません。
ジンジャー(生姜)には、生にはジンゲロールやショウガオールが含まれています。これを乾燥させるとさらにジンゲロンという成分が増えます。この乾燥させることで化学変化するため、生のジンジャー(生姜)より乾燥したジンジャーハーブティーのほうがより身体を温めるのです。ジンジャーハーブティーは冷え性の改善や風邪をひいたときに発汗を促し、悪寒を緩和してくれます。また乗り物酔いや妊娠中の吐き気を抑える作用もあります。中国では神農本草経の中品として乾姜を掲載。ヨーロッパでは9世紀ごろにスパイスとして利用され始め、13~14世紀には広く一般に広がったとされています。ジンジャー(生姜)は日本ではお寿司のガリなどの甘酢漬けや刺身の薬味、さまざまな料理にも利用されています。中国では煮物、炒め物、スープと広範囲に利用されており、インドやスリランカなどカレーのスパイスやチャツネにも利用されています。ヨーロッパではハーブのドライジンジャーをジンジャーエールの原料やアルコール飲料、焼き菓子やソースの原料など飴にも使われています。

別名:生姜(ショウガ)、ショウキョウ、乾姜(カンキョウ)(日本では生の生姜は、別名:鮮姜)
原産地:東南アジア、アジア全般で広く栽培
植物分類:ショウガ科
使用部位:根茎
栄養成分・効能・効果:つわりの改善、血行促進、冷え性改善、乗り物酔いの改善、関節炎の改善、痛風の改善、骨粗しょう症の改善、慢性胃腸炎の改善

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