セントジョーンズワートは別名、セイヨウオトギリソウ。自然のハーブで昔からうつ病にいいハーブティーとして知られているハーブティー

セントジョーンズワート

ハーブティー「セントジョーンズワート」の栄養成分・効能・効果

ハーブティー「セントジョーンズワート」の栄養成分・効能・効果

19.セントジョーンズワート(St.John’s wort)

セントジョーンズワートは別名、「セイヨウオトギリソウ」や「ヒペリクムソウ」ともいうオトギリソウ科のハーブです。自然のハーブで昔からうつ病にいいハーブティーとして知られている薬効の高いハーブティーのひとつです。草丈30~60cmほどの多年生の草本で夏に五弁の黄色い小花を多数開くかわいらしいハーブです。セントジョーンズワートは、全草や果実をハーブティーとして使いますが、花ははちみつ酒などにも使われます。スカンジナビアなどでは薬用酒にいれて使われています。
中世ヨーロッパの時代から神経性疾患の薬として使われてきましたが抗うつ作用や、抗菌作用、止血、収斂、利尿作用があり、更年期障害、不安、緊張、神経痛にもおすすめのハーブティーです。
セントジョーンズワートに含まれているヒペリシンという成分が抗うつ作用があるため、昔から「ハッピーハーブ」とも呼ばれています。主要成分としてフロログルシノール誘導体、アントラセン誘導体等。ヒぺリシンには薬物相互作用があり、皮膚につけたまま日光にあたるとアレルギーを起こす場合があります。

セントジョーンズワートはハーブティーの中でも薬効が高く、含まれている成分が薬の原料として使われていることから下記の薬を飲んでいる方は薬の効果が減少する可能性があるため注意が必要です。

1.抗HIV薬
2.強心薬
3.免疫抑制薬
4.気管支炎拡張薬
5.経口避妊薬

セントジョーンズワートは最近ではエイズ治療薬として研究されているハーブティーでもあります。セントジョーンズワートのハーブティーは、グレードによっても差がありますが、本来はやさしいほうじ茶のような香ばしいアロマとやさしい自然な甘み、かすかな苦みもあるハーブティーです。水色は明るい茶色です。

 

別名:セイヨウオトギリソウ、ヒペリクムソウ
原産地:ヨーロッパ各地に自生
植物分類:オトギリソウ科
ハーブティーとして飲める部位:全草
栄養成分・効能・効果:抗うつ作用や、抗菌作用、止血や収斂作用、利尿作用、主に更年期障害、不安、緊張、神経痛、うつ病、不安神経症に効果

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